実技試験に関するウソホント


掲示板等で実技試験に関して間違っていると思われることが多々ありますので少し述べさせていただきます。


@ 普段介護老人施設で働いている人は、いつもやっていることだから実技試験は大丈夫。

実技試験での各職種での合格率調査したわけではないので断定はできないのですが、必ずしもふだん仕事で介護をしている人のほうが合格率高いようではないようです。
やはり普段の仕事でのくせ(自己流?)がでてしまったり、声かけが少なくなったりとマイナスポイントが多いようです。逆に身体介護の経験のないような人のほうが基本に忠実で点数を伸ばせるようです。

A ビデオ参考に勉強すれば大丈夫
実技試験用のビデオいくつか出ていますが、ビデオでやっていることをそのままやればよいというわけではありません。ビデオでやっているのは障害が決められたモデル、決められた制限時間で、このように行えばいいというだけで、全ての課題に通用するわけではありません、声かけと制限時間 に詳しいですが課題によって、行う介護動作をかなり変えなければうまく時間内に課題をこなせません、丁寧すぎるのもだめですし、もちろん大雑把にやるのもだめです。
要は、決められた課題に適するように介護動作を変えるということで、ビデオでやっていることをそのままやってもだめということです。

B 研修に参加すれば大丈夫
実技試験に望むにあたり覚えることは、出題頻度 に詳しいですが側臥位にしての安楽から始まり、徘徊者を落ち着かせるまで、とても幅広いです。1日や2日の研修ではとても全てを学べません、また介護動作を身体で覚えることが大事なので、特に身体介護の経験のない方は、研修だけではなく、やはりみっちりとした練習が必要です。
しかし、知らない人の前での模擬試験、本番での緊張状態を味わえます、参加するだけの価値はあります。

C 声かけしっかりやれば大丈夫
試験での声かけは大事です、しかし声かけが全てではありません。運転免許の試験にたとえるなら安全確認のようなもの、確実に声かけしていけば点数を伸ばせますが、あくまで採点項目のひとつにすぎません、以前は声かけだけで合格という人もいたようですが、今は、全ての介護動作が採点ポイントになっています、あまり声かけばかりに気を使いすぎて制限時間をオーバーしないように注意しましょう。

D モデルは小柄な女性である
モデルはたいてい、試験会場での学生です、そのため、小さい人から大きい人まで(男性も!)いろんな人がいます、練習していくとわかると思いますが、体格によりかなり介護動作変わってきます。練習のうちから大きい人になれておきましょう

E モデルは問いかけに答えてくれる

基本的にモデルは無反応です、これは ダミーの恐怖 にもありますがかなり怖いです。 何をしても能面のような表情、それだけで普段の仕事と違って緊張度がアップし思考力、判断力が落ちます。会場により多少ばらつきがありますので、モデルは何も反応しないと思って、練習のうちからなれておきましょう。

F モデルには患側、健側がわかるように印がある
普段の仕事では、身体の状態から自然と患側、健側を意識した動きになりますが、試験では普通の人がモデルなので患側、健側が見た目だけでは分かりません、試験年度、会場により違いがあるようですが、患側、健側の印、行動の違いもありません、実技試験とういう緊張状態では、患側、健側が課題で覚えているようでも、忘れてしまいがちです(実際、試験時緊張のあまり、どちらが麻痺側かわからなくなる人が数多くいる)。練習の段階から、覚える側を統一して、課題を見たら、左片麻痺だから右がOKというふうに覚えるくせをつけておきましょう。

G 時間内に終わらなくても内容がよければ合格
採点基準は、各項目ごとに決まっており、それらで確実に点を取っていかないと合格点に達しません。
時間内に終わらないということは、それだけ点数を取れないということ、声かけと制限時間 に詳しいですが内容だけでなく、課題を時間内にこなすということもとても大事です。練習時には時計で時間を計って時間内に課題を全てこなせるようにしましょう。

H 介護福祉士実技試験は介護技術を問う試験である
最期にこれを書かせていただきます。
以前にも述べましたが、実技試験は介護技術を問う試験というより、演劇なんかのオーディションに近いような気がします。決められた台本、課題があっていかにその内容を理解し、演じきれるかという、もちろん技術も大事ですが、みなさんが女優、俳優になるというかんじ。
技術、知識、演技力、そして度胸をつけ試験に望みましょう。