第15回介護福祉士実技試験についての見解

介護福祉士実技受験者の皆様、試験お疲れでした。
今年の課題は、援助内容も少なく要介護者の設定も普通だったので、一見するとラッキー問題のように思われますが、
単純なだけに、奥が深いという、とても考えらせられる問題でした。
そのため、受験者によりかなり援助方法異なり、いろいろ疑問を持っている人多いと思います。

ここに私の見解を述べます。



過去の採点基準から考えて今回の採点基準はこんな感じになると思われます。
あくまで私の見解です

@ モデルの目線にて自己紹介、体調確認等をおこなったか
A ベッドに戻りシーツ、衣類を直すことに同意を得たか
B 安全にベッド中央付近に仰臥位になったか
C 靴下をどうするかモデルに聞いたか、又適切に介助できたか
D ベッド上方にいくとき枕をベッドヘッドに立てかけたか
E 半介助にてベッド上方にいったか(健側の手足の活用)
F 各場面で適切な声かけを出来たか(体位変換、移動時等)
G 適切な介護動作をしたか(ボディメカにクスの活用等)
H 麻痺側の保護を適切におこなえたか(体位変換、移動時等)
I 適切な動作でシーツ、衣類直したか(右側臥位、仰臥位の状態)
J シーツ、衣類にしわは無いか
K 安定した仰臥位をとらせたか(ベッド上の適切な位置で、枕、手足の位置が適切か)
L 安全に介助できたか(利用者から離れるとき目をそらさない、身体の強打など)
M 安楽に介助が出来たか(無駄な介護動作が少なく最期に安楽の確認をしたか)
N 尊重した対応をしたか(言葉、体位変換時等親切丁寧に)

@身体をベッド上の適切な位置にも戻すには、仰臥位にしてから、立位から?
今回の課題ではシーツの整えというのがあり移動も一部介助とあるので、立位、もしくは端座位を取ってもらった方がやりやすいようにも思いますが、課題に「身体をベッド上の適切な位置に戻し、衣服とシーツを整える」とあり”
又、過去問で立位を必要とする介助の場合、「介助があれば立位がとれます」とか「介助者が支えれば立つことが出来ます」との説明がついていたので、仰臥位にしてからベッド上方に移動するのが適切と思われます。


A靴下を直すタイミングは、すぐにやるか、後からやるか?
これは意見が分かれるところですね、
安全への配慮という観点から行くと、
靴下直さず、すぐに仰臥位になった方がいいと思いますが
自立支援という観点から行くと、
仰臥位になってから、直してもらった方がいいとなります。
モデルの状態により異なっている事なので
どちらでも問題ないでしょう。


B身体をベッド上方に移動する時は、一度ベッド中央に移ってから上方にいくか、ベッド上方にいってから中央に移ってもらうか?
これは、安全への配慮という観点から、一度ベッド中央に移ってから上方にいくのがいいと思いますが、
モデルの体型、位置によっては、そのままベッド上方に移動しても問題ないと思います。


C身体をベッド上方に移動する時は、健側から、患側から?
片麻痺の人の介助は健側からが基本ですが、今回の場合、モデルに足をついてもらい半介助でおこなうというのがポイントなので。
健側からでは介助しにくいという意味で、患側側(ベッド左側)からおこなうのが適切と思われます。


D身体をベッド上方に移動する時の健側の手は、患側の手(左手)を保護するか、移動するときにベッド上についてもらい力を入れてもらうか?
これも難しいところですが、やはり自立支援という観点から健側の手(右手)をベッドについてもらう、もしくはベッド上部の柵を握ってもらうのがいいと思います、左手はお腹の上においてもらい保護します。
ただ、右足をしっかりと活用していればどちらでもいいと思います。


Eシーツは三角コーナ、四角コーナ? 頭側、足側両方直す?
教科書では、頭側が三角コーナー、足側が四角コーナーとなりますが、きれいに出来ていれば問題ないでしょう、
又、たいていの場合、足側だけくずれていたようなので、頭側はひどくくずれていなければ確認だけでいいでしょう。


F靴の利用法
一部受験者の話によるとベッド下に靴があり、それの利用方法に悩んでしまったとのこと。
これは、モデルの人の靴と思われるので、利用しなくていいでしょう。